コラム・体験談

初めての歯科医院で大暴れ!自閉スペクトラム症をもつ娘との体験談

娘が初めて歯科医院で受診したのは小学1年生の時です。

当時通っていた保育園の協力もあり、離乳食の与え方や、おやつはせんべいやスルメ、ヨーグルトなどで虫歯になりにくい環境だったのもあり、歯科受診の理由も「歯垢(しこう)が多いため」でした。

年長時から他の子と言動の違いに違和感があった娘は、発達障害かどうかを調べるための検査を待っている時期でもありました。

娘からの質問攻め「歯医者ってどんな所?」

歯科医院に向かう車の中で、娘から「ねぇ…こわい所?」「行かないとダメなの?」といつもよりも質問攻めになった私はつい「すぐ終わるし、痛くないから!」と対応してしまったんです。

今思えば…、歯科医院が初めての娘にとっては「不安」だったんだと理解できますが、当時は仕事も忙しい事もあって、しっかりと説明してあげられてなかったと反省しています。

歯科受診における問診票の重要性を見過ごす

子ども専門の歯科医院だったこともあり独特な匂いや雰囲気がなく、おもちゃやDVDの放送が流れる室内に「ママ、おもちゃで遊んでも良い?」と上機嫌になった娘を見て、私も安心しました。

歯科医師の先生や歯科衛生士さん、受付の方の制服にも人気のキャラクターがプリントされていて子供に配慮されていることが分かりました。

受付の方や衛生士さんの対応から、「今日は、ちゃんと治療を受けてくれるだろう…」と思い、問診票に娘が過去に予防接種で大暴れしたことを記入しませんでした。

虫歯治療でないことや、ちょっと器具を口に入れて削る程度の処置だろうと…安易に考えていました。

奥歯に器具が当たった途端に娘が大暴れ

歯垢を取る前に歯の状況をチェックしていくと…、虫歯にはなっていないがその傾向がある奥歯が見つかり、歯垢を取った後に予防的な治療することになりました。

担当してくれた歯科衛生士さんは、治療器具を娘の手の甲に当てて、痛くないことをしっかり説明してから、歯垢を取る処置をはじめ、無事に終了し安心しました。

歯科衛生士さんと交代して来た先生も、娘にこれからやる処置の説明をして、娘も納得したようにみえました。しかし、奥歯に器具が当たった途端に娘が大暴れしたんです。

急なことで驚き、近くにいた歯科衛生士さんがとっさに娘の手を押さえ、私も足を押さえました。

先生は治療器具を口からすぐに出し、「痛かった?今みたいにいきなり動くと歯じゃない所まで傷つけちゃうんだよ」と説明し、治療を再開しました。

治療は延期しましょうと判断してくれた先生

それでも暴れてしまう娘に「こわかった?今日はやめて…明日、もう一回来る?」と、先生は娘の意見を聞いてくれました。

「痛くなかったけど、口が変な感じで。嫌だった。」と言う娘に「痛くなかったんだね。それは安心したよ。先生、痛いことした嫌われちゃったかと思った。」と、笑顔で対応した先生に娘も笑顔をみせてくれました。

先生は、問診票に予防接種での出来事を書いていなかったことを話したら、「そうでしたか。お子さんのトラウマにならないように、今日の治療はやめましょう。」と提案してくれました。そして、翌日に時間を取ってくれました。帰る前に、先生は「明日は今日と同じことをするけど…頑張れそう?」と娘に指きりをしてくれたのでした。

翌日の治療では私が娘の手を握り、声かけをしながら、治療することができました。その時の先生の対応のおかげで、小学2年生の時に「自閉スペクトラム症」と診断された娘ですが、小学6年生になる今でもその先生を信頼し、痛い治療でも大暴れすることはありません。

まとめ

自閉スペクトラム症と診断されてからいろいろ調べると、「不安感」や「感覚過敏」が、治療前にはおとなしい娘が治療になると大暴れする原因だったと分かりました。歯の治療は子どもにとって「怖い」「痛いことをされる」というイメージが強いからこそ、かかりつけ歯科医院の先生やスタッフの対応に感謝しています。

ABOUT ME
ライターネーム「nya-hoho」
ライターネーム「nya-hoho」
小学1年生で自閉スペクトラム症のグレー、小学3年生で軽度自閉スペクトラム症と診断された娘は反抗期の真っ只中です。関わるためのコツや娘の困りごとを解決するために専門機関へ相談しながら生活しています。