お住まいの地域に応じて歯科医療をとりまく環境は様々です。障害者歯科にかかわる各種情報を都道府県別に整理するために、こちらの記事では「山口県の障害者歯科」に関する地域医療情報をまとめています。
目次
【山口県】日本障害者歯科学会 認定医のいる施設
「一般社団法人 日本障害者歯科学会」は1973年に日本心身障害児者歯科医療研究会として設立され、1984年に日本障害者歯科学会への名称変更を経て、現在に至ります(2018年度現在の会員数:約5,000名)。
日本障害者歯科学会の認定医として、山口県には「4件」の認定医のいる施設が学会ホームページに掲載されています。(2019年6月26日時点)
【下松市】諏訪歯科医院

諏訪歯科医院
住所:山口県下松市中市1-10-32
TEL:0833-41-0603
HP:http://suwa.cihp.jp/
ーーーーー
障害者:○
障害児:○
全身疾患:○
要介護:○
摂食:○
笑気:○
静脈:○
全身麻酔:○
臨床経験施設:×
認定医:○
認定歯科衛生士:×
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)
【防府市】こども歯科じゅんこクリニック

こども歯科じゅんこクリニック
住所:山口県防府市大字仁井令1047-8
TEL:0835-26-6480
HP:http://www.junko-clinic.com
ーーーーー
障害者:×
障害児:○
全身疾患:×
要介護:×
摂食:×
笑気:○
静脈:×
全身麻酔:×
臨床経験施設:×
認定医:○
認定歯科衛生士:×
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)
【下関市】医療法人 おおの小児矯正歯科

医療法人 おおの小児矯正歯科
住所:山口県下関市観音崎町11-8
TEL:083-234-8181
HP:http://www.ohno-dental.jp
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障害者:○
障害児:○
全身疾患:○
要介護:○
摂食:×
笑気:○
静脈:×
全身麻酔:×
臨床経験施設:×
認定医:○
認定歯科衛生士:×
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※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)
【山口市】公益社団法人山口県歯科医師会 山口県口腔保健センター

公益社団法人山口県歯科医師会 山口県口腔保健センター
住所:山口県山口市吉敷下東1-4-1
TEL:083-928-8020
HP:http://www.ygda.or.jp
ーーーーー
障害者:○
障害児:○
全身疾患:×
要介護:×
摂食:×
笑気:×
静脈:×
全身麻酔:×
臨床経験施設:○
認定医:○
認定歯科衛生士:×
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)
日本障害者歯科学会の「認定医のいる施設」に関する各項目(障害者、障害児、全身疾患、要介護、摂食、笑気、静脈、全身麻酔、臨床経験施設、認定医、認定衛生士)の詳細につきましては【参考】地域情報ラインナップに関する補足をご参照ください。
山口県歯科医師会/山口県口腔保健センターについて(1)

山口県口腔保健センターとは
当センターは、平成29年2月に日本障害者歯科学会の研修施設としての認定を取得し、現在では認定・専門医の育成及び増員を行い、山口県の障がい児(者)歯科診療の更なる充実を図っております。山口県歯科医師会は障がいのある人もない人も, 県民の皆様すべてのお口の管理をすることを目指しています
歯が多く残っているほど健康寿命が延びることが報告されています。健康寿命を延ばすには、かかりつけ歯科医を持つことが一番です。そのために山口県歯科医師会は障がいのある人もない人も県民すべてのお口の健康管理を目指しています。
障がいがあるから治療ができないのではなく、理解し寄り添えるように山口県口腔保健センターを設立しました。障がいの種類は様々です。その人たちに対応できる山口県のトップランナーとして、充実した施設を目指します。障がいの程度にかかわらずご利用ください。
公益社団法人山口県歯科医師会
会長 小山茂幸・口腔保健センターでの治療は 原則としてかかりつけ歯科医からの紹介状が必要です。
・紹介された患者さんの治療終了後は、かかりつけ歯科医で継続的な口腔ケアを行ってまいります。
・治療が困難な場合は、全身麻酔下での処置を行う高次病院(各地の総合病院や、それに類する診療所等)へのご紹介も可能です。(出典:山口県歯科医師会HP)
山口県歯科医師会/山口県口腔保健センターについて(2)
山口県口腔保健センター 障がい児(者)歯科診療
どのような人たちを診るのですか?
近所の歯科医院では、何らかの理由で、上手に安全に診療を受けられない人たちが対象です。
待合室や診療室で騒いだり暴れてしまって迷惑をかけるので、近所の歯医者さんには行きづらい。
知的な遅れや自閉症などのために、歯の痛みを訴えられない人、治療の必要性が理解できずに、上手に協力的に受診できない人。
身体の不自由や緊張から、治療を受ける姿勢が困難な人。
てんかんや高血圧症や糖尿病など他の病気や、内服しているお薬のため、安全に受診できない人。
ムセや口に治療器などが入ると嘔吐(吐きそうになったり)してしまったり、歯科治療に極度の恐怖感をいだき、受診できない人。
ご自身で歯みがきやお口の中を清潔に保つことが困難な人。
安全に、食べ物を口から食べる、飲み込むことが困難な人。どのような配慮をしてくれるのですか?
患者さん、それぞれの障害を理解し、保護者や介護者の方たちと十分な相互理解のもとに診療を行います。
知的な遅れのある人には、診療室、スタッフ、器具や治療に慣れてもらいながら治療をすすめます。
治療の順番を伝える絵カードや視覚支援カードなどを利用することもあります。
治療中の姿勢を保つためにクッションなどを利用したり、安全のために、身体が不意に動き出さないようなコントロールを行ったりします。
歯みがきの順番カードを利用しての歯みがき指導や、ご自身ではみがききれない部分のクリーニング、口腔のケアを行います。
食事の時の姿勢や食べ方、食べ物や飲み物の形態についての指導や
助言を行います。*「日本障害者歯科学会ホームページ」より許可を得て引用しています。
(出典:山口県歯科医師会HP)
山口県/障害者歯科の一次・二次・三次医療機関
■一次医療機関に該当する例(山口県)
・諏訪歯科医院
・こども歯科じゅんこクリニック
・医療法人 おおの小児矯正歯科
■二次医療機関に該当する例(山口県)
・公益社団法人山口県歯科医師会 山口県口腔保健センター
■三次医療機関に該当する例(山口県)
・(該当なし)
「障害者歯科における一次・二次・三次医療機関」につきましては【参考】地域情報ラインナップに関する補足を併せてご参照ください。
当記事は「日本障害者歯科学会HP」「県庁HP」「都道府県歯科医師会HP」を主な参考として【2019年6月26日時点】においてインターネット上に公開されている情報をとりまとめたものになります。障害者歯科学会認定医の有無にかかわらず、障害者歯科診療協力医などが設置されている地域がございます。最新情報につきましては出典元のホームページをご確認いただき、疑義に関しては当サイトのお問い合わせページよりご連絡ください。
