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長野県の障害者歯科について

お住まいの地域に応じて歯科医療をとりまく環境は様々です。障害者歯科にかかわる各種情報を都道府県別に整理するために、こちらの記事では「長野県の障害者歯科」に関する地域医療情報をまとめています。

【長野県】日本障害者歯科学会 認定医のいる施設

「一般社団法人 日本障害者歯科学会」は1973年に日本心身障害児者歯科医療研究会として設立され、1984年に日本障害者歯科学会への名称変更を経て、現在に至ります(2018年度現在の会員数:約5,000名)。

日本障害者歯科学会の認定医として、長野県には「6件」の認定医のいる施設が学会ホームページに掲載されています。(2019年7月12日現在)

※参照元:日本障害者歯科学会HP(掲載順序:郵便番号順)

【長野市】塚田内科歯科医院

塚田内科歯科医院
住所:長野県長野市篠ノ井東福寺1008-4
TEL:026-290-7002
HP:https://www.sarashina-med.net/tokutei_kenshin/tsukada.html
ーーーーー
障害者:○
障害児:○
全身疾患:○
要介護:○
摂食:×
笑気:○
静脈:○
全身麻酔:×
臨床経験施設:×
認定医:○
認定歯科衛生士:×
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)

【諏訪市】正田歯科クリニック

正田歯科クリニック
住所:長野県諏訪市湖南125-1
TEL:0266-54-2575
関連HP:http://nagano-da.or.jp/modules/search/dentists/view/989
ーーーーー
障害者:○
障害児:○
全身疾患:○
要介護:○
摂食:×
笑気:×
静脈:×
全身麻酔:×
臨床経験施設:×
認定医:○
認定歯科衛生士:×
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)

【伊那市】ひらいで小児歯科医院

ひらいで小児歯科医院
住所:長野県伊那市日影404-3
TEL:0265-76-8548
関連HP:https://itp.ne.jp/info/201551543158570040/
ーーーーー
障害者:○
障害児:○
全身疾患:○
要介護:○
摂食:×
笑気:○
静脈:○
全身麻酔:×
臨床経験施設:×
認定医:○
認定歯科衛生士:×
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)

【諏訪郡】かがやき歯科クリニック

かがやき歯科クリニック
住所:長野県諏訪郡富士見町落合9983-57
TEL:0266-62-4182
関連HP:http://nagano-da.or.jp/modules/search/dentists/view/990
ーーーーー
障害者:○
障害児:○
全身疾患:○
要介護:×
摂食:×
笑気:○
静脈:×
全身麻酔:×
臨床経験施設:×
認定医:○
認定歯科衛生士:◯
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)

【塩尻市】松本歯科大学病院

松本歯科大学病院
住所:長野県塩尻市広丘郷原1780
TEL:0263-51-2300
HP:http://www.mdu.ac.jp/hospital/
ーーーーー
障害者:○
障害児:○
全身疾患:○
要介護:○
摂食:◯
笑気:○
静脈:○
全身麻酔:◯
臨床経験施設:◯
認定医:○
認定歯科衛生士:◯
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)

【駒ケ根市】昭和伊南総合病院

昭和伊南総合病院
住所:長野県駒ケ根市赤穂3230
TEL:0265-82-2121
HP:http://www.sihp.jp/
ーーーーー
障害者:○
障害児:○
全身疾患:○
要介護:○
摂食:◯
笑気:○
静脈:○
全身麻酔:◯
臨床経験施設:◯
認定医:○
認定歯科衛生士:×
ーーーーー
※参照元:日本障害者歯科学会HP(個別ページ)

日本障害者歯科学会の「認定医のいる施設」に関する各項目(障害者、障害児、全身疾患、要介護、摂食、笑気、静脈、全身麻酔、臨床経験施設、認定医、認定衛生士)の詳細につきましては【参考】地域情報ラインナップに関する補足をご参照ください。

長野県歯科医師会/障害者と歯科治療 家庭の歯学辞典

障がい者と社会
心身障がい児(者)とは、一般社会で生活する上でハンディを背負っている人を表わす社会的な用語であり、身体障がい者、精神障がい者等を合わせると、全国で350万人の障がい者がいることになります。

この世の中に、およそ完全な形で生を受けて生まれてくる者はいません。障がいがないということは、目に見えないだけの話なのです。たとえば、生きる者としてまぬがれえない老化は、様々な面で社会的な適応性が低下することにほかなりません。障がいは、このように、すべての人にとっての問題として考えていかなければなりません。

障がいのない人々と一緒に、障がいをもつ人たちが混在している社会こそが正常な姿だといえるでしょう。障がいをもつ人たちの心からの願いは?

1. 教育・就職・医療等に、障がいのない人と同じ機会が得られること。
2. いたずらに甘やかされないで必要なときには手を差しのべられること。
3. 障がいのない人も、障がいのある人の立場にたって、同じ人間として「ともに生き、学び、育つ」という心がまえをもち、平等に生きていける社会であってほしいこと、などでしょう。

障がいをもつ人々の身になって、できるだけ温かい手を差しのべてあげたいものです。

障がい者とむし歯
「障がい児はむし歯になりやすい」というのは事実に反します。

長野県歯科医師会では、在宅重度心身障がい児と施設入所者の歯科疾患実態調査を行ない、次のように報告しています。

心身障がい児は一般的に、

・むし歯になっている率は一般の人とほぼ同率。
・むし歯を治療してある率は低い。
・むし歯の程度がひどく進んでいる。
・多量の歯石、歯垢がついている人が多い・・・。

重症なむし歯になっている障がい児が多いのも確かである半面、注目すべきは、心身障がい児通園施設の子どもたちがむし歯になっている率は、一般の幼児とまったくかわらないばかりか、10歳以下の子どもの場合には、むしろ一般児童よりも約10%も低いということです。寝たきりの重度障がい児でも、口の中がピカピカの子どももいるのです。これは、施設などで、規則正しい生活がなされているからなのでしょう。

心身障がい者は、日常生活の中で、口の中の健康に不利な条件がいくつもあり、「むし歯になりやすい」「口が臭い」「唾液の流出量が多い」などと思われがちですが、これらはいずれも、心身の障がいそのものが原因なのではなく、長期間放置されていたために二次的に発生したものなのです。

障がい児は、「むし歯になりやすい」のではなく、「むし歯になるとひどく進んでしまう」といえそうです。むし歯を完全に治療したら口臭もよだれもなくなった、という例は数多いのです。

むし歯は、自然には治ることのない特徴的な病気ですから、むし歯の早期発見・早期治療こそが、障がいをもつ人にとって一般の人の場合以上に、何より大切なことといえます。

すべての人に丈夫な歯が必要なことは当然ですが、特に障がい者には健康な歯を欠かすことができません。歯の病気は、健康への影響がきわめて大きく、むし歯の進行は体力を著しく衰えさせるからです。

障がい者とむし歯予防
どんな障がい者の方でも、手が自由に使える人は一般の方と何ら予防法はかわりありませんが、手を使うのが不自由な方には、家庭の人、あるいは補助者がめんどうでもお手伝いしてあげるようにしてください。

一般の人の場合と同様に、15歳前後までの期間の予防対策が最も効果的でかつ重要です。

むし歯を発生させるのは、「むし歯の原因菌」「歯をとりまく環境=特に甘いもの(砂糖)」「歯の質」の3つの要素が「時間の経過」に重なってできることは、一般の場合とまったくかわりありません。これらの原因をとり除くために、以下の3つの方法によって対処してほしいものと思います。

1. 歯磨き
食べたら磨くこと。補助者が手伝い、仕上げ磨きをしてあげましょう。なお、歯磨きは、心身障がい児の発育上、口唇や舌の筋力強化や機能改善にもつながる重要な意味をあわせもっています。

2. 甘味の適正摂取
いろいろな飲食物やおやつには、想像以上の砂糖が含まれていることを理解しましょう。できるだけ規則正しい食生活を習慣づけるとともに、歯にくっつきにくいものを選び、食べたら必ず歯磨きをするようにしましょう。偏食傾向が見られる場合もあり、よりバランスのとれた食べ物の摂取にいっそうの配慮が必要です。

3. 歯質の強化
歯を丈夫にする食べ物を選びましょう。程度が軽い障がいの場合、歯質を強化するフッ素をぬってもらうことも有効です。

むし歯予防と同時に、歯周病の予防にも注意しましょう。咬む力が弱かったり、食べ方が上手でない場合や、治療していないむし歯が多かったりした場合には、口の中が不潔になりがちで、さらにむし歯が進行したり、歯周疾患にかかりやすくなります。

この歯周疾患の予防法は、歯磨きの励行と定期的な歯石の除去などであることも、一般の場合とまったく同じです。

障がい者歯科治療相談医制度とは
歯科治療をなかなか受けにくい環境にある身障者のために、長野県歯科医師会は全国に先がけて「障がい者歯科治療相談医制度」を昭和61年1月に発足させました。

これは、障がい者の歯科診断と治療をスムーズに行なうために、相談医を設けて地域における障がい者歯科保健を堆進し、行政および家庭との連携を密接にもちながら障がい者の歯科治療を行なう基幹病院の円滑な運営をその趣旨とするものです。

相談医には、長野県歯科医師会の全員で、障がい者治療実技研修を修了した者、ないしはそれと同等の能力を有する歯科医師があたっています。

この障がい者歯科治療相談医は、次の様な役割をはたしています。

1. 障がい者の健康相談、治療と地域の保健対策の立案に参画する。
2. 年一回の講習会に出席し研修する。
3. 相談医から基幹病院へ、また基幹病院から相談医へと患者の紹介が行なわれ、適切な治療とその能率化をはかる。

相談医は、長野県歯科医師会ょり認定を受け、障がい者の治療だけでなく予防等に関しても相談にのっていますが、障がいや症状の程度によってすぐに対応できないケースには、基幹病院へ適宜紹介することになります。

治療を希望する場合には、郡市地区の歯科医師会または県歯科医師会に連絡し、相談医への紹介を受けるか、以下の基幹病院へ連絡してください。

[障がい者の歯科治療を行なう基幹病院]
長野赤十字病院(電話026-226-4131)
佐久市立浅間総合病院(電話0267-67-2295)
松本歯科大学(地域連携歯科学講座)(電話0263-52-3100)
昭和伊南総合病院(電話0265-82-2121)

[障がい者の歯科治療を行なっている歯科医師会]
飯田下伊那歯科医師会館(電話0265-24-5791)

[長野県歯科医師会(電話026-222-8020)]

(出典:長野県歯科医師会HP)

長野県/長野市歯科医師会による障害者歯科診療

長野市歯科医師会では、お体に障害をお持ちの方(身体障害、知的障害、精神障害等)にも歯科医院で治療を受けていただける体制を整えております。まずはかかりつけ歯科医院にご相談下さい。かかりつけ歯科医院をお持ちでない方は下記リストを参考に最寄りの歯科医院または長野市歯科医師会へご相談下さい。なお、車イスでも通院が可能かどうかなど、あらかじめお電話で確認してからおいで下さい。(長野市外からのお電話の場合、市外局番026が必要です。)

歯科医院検索 > 障害者歯科診療
http://www.naganoshi-dental.com/modules/medical_search/syogai.html

(出典:長野市歯科医師会HP)

長野県/障害者歯科の一次・二次・三次医療機関

一次医療機関に該当する例(長野県)
・塚田内科歯科医院
・正田歯科クリニック
・ひらいで小児歯科医院
・かがやき歯科クリニック
・長野市歯科医師会/障害者歯科診療 かかりつけ歯科医院 各位

二次医療機関に該当する例(長野県)
・飯田下伊那歯科医師会館

三次医療機関に該当する例(長野県)
・松本歯科大学病院
・昭和伊南総合病院
・長野赤十字病院
・佐久市立浅間総合病院

「障害者歯科における一次・二次・三次医療機関」につきましては【参考】地域情報ラインナップに関する補足を併せてご参照ください。

当記事は「日本障害者歯科学会HP」「県庁HP」「都道府県歯科医師会HP」を主な参考として【2019年7月12日時点】においてインターネット上に公開されている情報をとりまとめたものになります。障害者歯科学会認定医の有無にかかわらず、障害者歯科診療協力医などが設置されている地域がございます。最新情報につきましては出典元のホームページをご確認いただき、疑義に関しては当サイトのお問い合わせページよりご連絡ください。

ABOUT ME
監修歯科医師|黒田英孝
監修歯科医師|黒田英孝
神奈川歯科大学附属病院 麻酔科 講師、ホワイト歯科クリニック(群馬県高崎市)非常勤医として、障害を持つ方々の歯科医療に従事しています。静脈内鎮静法や全身麻酔を応用し、安全な歯科医療を提供しています。※参考リンク:神奈川歯科大学附属病院ホワイト歯科クリニック